Department of Functionalized Natural Materials, The Institute of Scientific and Industrial Research, Osaka University 大阪大学 産業科学研究所 第2研究分門 自然材料機能化研究分野

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2019/12/16 【メディア】「NHKニュース おはよう日本」にて研究成果の紹介

2019年12月16日 「NHKニュース おはよう日本」にて、私たちの研究成果が取り上げられました。

土にかえるセンサー開発 大阪大学の研究グループ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191216/k10012216301000.html

本研究成果は、ACS Applied Materials & Interfacesに掲載されました。
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsami.9b13886

以下、ニュース記事引用

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植物繊維を主な素材にすることで、ほとんどが自然に分解されて土になるセンサーを開発することに大阪大学のグループが成功し、将来的に農業の生産現場などで利用できる技術として注目されています。

大阪大学の春日貴章特別研究員の研究グループは、植物繊維である「セルロースナノファイバー」という素材を主な材料に電子回路を作り、ほとんどが土に分解されるセンサーを開発しました。

開発されたセンサーは、湿度によって発信する電波の周波数が変化する仕組みで、広い畑に多数設置すると水分が不足している場所が把握できる一方で、土に埋まると40日後にはほとんどが分解されるということです。

現在は電源として電気を供給する必要があるほか、回路の部分に使われている銀などのわずかな金属は分解されないということですが、将来的には畑にまいて使用し、回収する必要がないセンサーに改良していきたいとしています。

春日特別研究員は「こうしたセンサーは、農業の現場にもあらゆるものをインターネットでつなぐIoT技術を普及させることに役立つ」と話しています。

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